【老人ホーム】給食を委託するなら…会社選びのPOINT
介護福祉施設の給食に対応している委託会社は数多くありますが、施設側の要望にしっかりと応え、入居者が喜ぶ給食を提供できる会社を見つけられていますか?
ここ数年で成長し、多くの施設から選ばれている給食会社を調査したので、今すぐにでも給食会社を選びたいという方は、ぜひ以下からおすすめ給食会社をチェックしてみてくださいね。
介護福祉施設の給食委託でおすすめの給食会社
介護福祉施設への給食に対応している導入事例が掲載されている全国展開の給食会社のうち、事業所数の多い3社を紹介しています(2021年7月調査時点)。
LEOC:158ヶ所、株式会社センダン:103ヶ所、メフォス:49ヶ所
LEOC(レオック)
画像引用元:LEOC公式サイト(https://www.leoc-j.com/)
飽きないメニューと手作り感のある調理にこだわりをもつLEOC。全国1000ヶ所の福祉施設に給食サービスを提供しています(※)。入居者一人ひとりの健康状態に合わせて季節の食材を使った料理を提供。家庭的な雰囲気のある料理の提供だけでなく、イベント時にはレストランで食べるような高級感の溢れるメニューを提供することも可能です。
実際にLEOCの給食を試食した人によると、「ソフト食なのに美味しい」「素材の味が生きている」など喜びの声も。また味だけでなく見た目からも食欲を促進させるよう、細かい色づかいや盛り付けにも配慮。咀嚼・嚥下が困難な方でも食事が楽しめるよう、創意工夫が施されています。
また、サービスの向上のためにLEOCでは、栄養士・調理師が実際に食事を口にする人のもとに訪れて生の声を聞くということもしているのです。作り人の顔が見えるのは、安心感につながり安全に食事をすることができるといえるでしょう。
※情報参照元:LEOC(https://www.leoc-j.com/business/welfarefacility.php)2021年9月時点
株式会社センダン
画像引用元:株式会社センダン公式サイト(https://www.css-holdings.jp/corporate/group/sdn.html)
株式会社センダンが提供している介護施設・老人施設での給食サービスにおいては、利用者それぞれの体調や業歴を考慮した治療食が基本となります。また、ひとりひとりの体調に合わせて加工食で細かく対応することが可能です。利用者の嗜好や食形態を把握した上で、安全で美味しく、バランスのとれたメニューを作成します。
また、同社ではプロの調理スタッフによる「手づくり」にこだわっている点も特徴のひとつ。日々の食事に楽しみを感じてもらえるように、四季折々の食材を使うことにより季節感を演出しています。さらに、催事や祝賀などに合わせた祝い膳の提供も行っています。
同社では、食品の安全や衛生環境に関する管理などにこだわりを持っています。例えば食材の搬入時には品質や鮮度のチェックを実施。また、衛生環境に関しては、マニュアルに従って食器類・厨房機器・調理機器の衛生管理を徹底しています。
メフォス
画像引用元:メフォス公式サイト(https://www.mefos.co.jp/)
利用者が「美味しく」「楽しく」食べられるという点を大切にしている、メフォスの高齢者・介護向け福祉給食サービス。ひとりひとり異なる摂食機能や健康状態に合わせ、食べやすい・美味しい・美しい食事を提供しています。中でも、独自に開発した「やわらか食」を提供している点はメフォスの特徴。スプーンでも潰せるほどに柔らかくしたものなので、摂食・咀嚼・嚥下機能が低下している人も食事が楽しめます。ほかにも、食材をペースト状にしてゼラチンで整形した「ソフト食」なども用意しています。
さらに、食事の提供に加えて利用者の好みや健康状態、持病といった情報管理のサポートも行っています。このことによって、よりそれぞれに合わせた献立づくりを支援することが可能になっています。これまでさまざまな分野で給食の提供を行ってきたノウハウを活かし、食事の提供を行っていきます。
早くしないと間に合わない?
老人ホームの給食委託は増加傾向

近年、高齢化社会が進んでいることを背景に、老人ホームの給食委託が増えてきています。
しかし給食業界では、人手不足が深刻化しており、増え続ける需要に応えるため、優れた人材の確保や育成が早急に必要。
技術の高いスタッフによる、クオリティの高い給食やサービスを期待するのであれば、早めに対応している給食会社を探すべきでしょう。
老人ホームの給食を委託するメリット
給食のプロによる徹底した衛生管理
身体の弱い入居者もいる老人ホームでは、厳しい基準を満たした衛生管理体制が必要です。給食会社はいわば給食のプロであり、衛生面に関しても徹底した管理が行われています。入居者に安心・安全な食事を提供することは、施設の評判や価値を高める上でも重要なポイントであり、退居率の低下という大きなメリットにも繋がります。
入居者のニーズに合わせた幅広い給食に対応
給食会社であれば、入居者1人1人のニーズや健康状態に合わせた幅広い種類の給食を提供できます。新調理システムを導入している会社のこだわりにも注目。新調理システムを使うことで、給食がどのように変化するのか、コンペティションで聞いてみると良いでしょう。
給食業務の全面委託でコア業務に集中できる
給食業務を全面的に外部委託すれば、調理や配膳作業だけでなく、スタッフの採用や人材管理もすべて給食会社がおこないます。そのため、今まで給食業務にかかっていた労力が大幅に軽減できます。
労務関連の手間が省ける
何かと面倒の多い労務関連の業務も、委託先の業者が管理してくれるため、作業の手間が省けます。勤怠管理や経費計算、その他雑務に費やす時間が短縮されるので、人件費の削減や人手不足の解消にも繋がります。
老人ホームの給食を委託するデメリット
施設利用者との接点が弱まる可能性も
食事の時間は施設の利用者と接するよい機会ですが、給食業務を委託する場合はその機会が失われるため、施設側と利用者との接点が弱まってしまう可能性があります。そのため、委託する場合は事前に業者側に相談し、密な連携がとれる状況を作っておきましょう。
従業員の入れ替わりにより、給食の質が安定しない
給食会社側の都合によって、担当の調理師や栄養士が異動もしくは退職するケースも少なくありません。担当者が入れ替わると、料理の味付けやメニューが変わってしまうこともありますし、スキルや経験の差によっては給食の質が落ちてしまうこともあります。給食の質を一定以上に保つためには、従業員のスキルを標準化させる必要があるので、給食会社を選ぶ際は、従業員の教育体制や労務環境にも注目しておくとよいでしょう。
施設側の意見が料理に反映されないことも
給食会社側にも対応範囲があるため、すべてが要望通りにいくとは限りません。こだわりのメニューを取り入れたくても、意見を受け入れてもらえない可能性もあるので、特別な要望がある場合は、委託先に対応可能かどうか確認をとるようにしましょう。
老人ホーム給食委託で何が変わるの?
老人ホームで給食を導入すると、施設ごとのニーズに合わせたメニューを用意してもらえます。さらにこれまでの経験で得たデータから、入居者の趣向を考慮しつつ、身体の状態に合わせたメニューの提案が可能に。状況や時期によってメニューを柔軟に変えられるため、入居者は満足度の高い給食を食べられます。
口から食べ物を摂取する喜びは大きく、生活の質に大きく関わると言われるほどです。しかしシニア世代になると噛む力の減少や消化液の分泌減少、味覚の変化といった加齢に伴う身体の変化により、食欲の低下やそれに伴う低栄養のリスクが高まります。入居者一人ひとりの身体の状態に合わせたメニューを提供することが大切。施設での食事以外食べられないというケースも多いため、身体のことを考えつつも、楽しみになる食事を日々提供する必要があります。
食事は大切な家族を入居させる家族にとって入居する老人ホームを決める際の重要なポイントです。献立表や個人に合わせた対応、メニューの幅など細かいところまで見られています。給食委託を導入することでメニューが増え、対応が柔軟になることは、選ばれる老人ホームをつくるために必要なのです。
老人ホームの給食で気を付けたいこと
高齢になると噛む力や飲みこむ力、消化力が衰え、食べられるものが減ることがあります。バランスの良い食事を作っても食べられなかったり、食が偏ってしまったりすると意味がありません。給食を提供する際は、バランスを考えながらも食べやすさに配慮する必要があるのです。しかしバランス良く十分な栄養が摂れ、食べやすい食事となるとメニューの提案が非常に困難に。入居者の身体の状態は異なるため、噛む力や飲みこむ力に問題のない入居者には食べやすさを重視して作られた食事は物足りないかもしれません。施設で提供された食事しか食べられない入居者たちにとっては「楽しみ」と思える食事は非常に大切。体調の悪い人に合わせるのではなく、一人ひとり個別に対応できると嬉しいですよね。
また老人ホームでは季節や時期によって入居者の体調が変化しやすいため、状況に合わせた臨機応変さが必要。
様々なケースに柔軟に対応しなくてはならない老人ホームでは、経験豊富な給食会社に委託するのが安心です。対応したケースの蓄積があるほど、個別のケースに柔軟に対応しながら幅広いメニューを提供できます。全国でどのぐらい展開しているのか、どのぐらい続いている会社なのかをよく確認して選びましょう。
不味くない!給食が有名な老人ホーム集
毎日の食事のおいしさが生活の質に直結する老人ホーム。栄養バランスとおいしさ、臨機応変さが求められ対応が難しい中、限られた予算内でおいしい食事を提供している老人ホームを紹介します。
「給食がおいしいというのは」老人ホーム選びの重要なポイントです。
ニチイホーム目白(東京都目白区)
ニチイホーム目白ではおいしく、楽しく、食べやすくといった点に考慮した食事を提供。季節を取り入れた7種のメニューから好きなものを選択でき、入居者は「選んでいる」という感覚を得ることができます。お月見やお花見、誕生日会などイベントごとのメニューを用意することで入居者たちの活力ある生活をサポートしています。
グッドタイムリビング(千葉県千葉市)
パンやごはん、お肉やお魚など毎食異なる2種類のメニューから選べるのが特徴。年中行事を意識して、季節感あふれるメニューを用意しています。月に数回スペシャルメニューがあり、日常生活ではあまり食べられない材料を使ったメニューを提供。面白いメニューが出ると利用者同士の会話がはずみます。
もちろん個人に合わせた対応も行っています。
スーパー・コートプレミアム宇治(京都府宇治市)
上質な水を使用し、旬の素材を使った出来立ての料理を提供しています。季節の行事や47都道府県の郷土料理を取り入れた食事で利用者が日々食事を楽しめる工夫がたくさん。飲みこむ力が弱っている方に向けて季節を取り入れたムース食で食べる楽しみを感じられる食事を用意しています。
給食会社を利用している老人ホームの声
- 料理の美味しさはもちろん、調理スタッフが変わってもクオリティの高い食事を提供し続けられるバックアップ体制が契約の決め手。嚥下機能が弱っている方でも見た目や美味しさにこだわった食事を提供したかったので、新調理システムを導入した結果は期待以上でした。
- 以前委託していた給食がマンネリ化してきたため、業者を変更することに。新しく導入したところは、衛生管理が厳しく、費用面でも気にかけてくれます。入所者から「美味しい」と言ってもらえることも増えました。
老人ホームの給食を委託するなら結局何が大事?
有料老人ホームでは、コストを削って美味しくない料理を出すと、高いお金を払って入居している利用者が退居してしまう可能性があります。
食事が1番の楽しみという入居者も多いので、給食会社は味とクオリティにこだわって選ぶのがおすすめ!では、どのような給食会社が人気なのでしょうか?
給食会社TOP3
LEOC

- 導入実績
- 2,500ヶ所以上
- 拠点数
- 158ヶ所
ニッコクトラスト

- 導入実績
- 898ヶ所
- 拠点数
- 25ヶ所
馬渕商事

- 導入実績
- 約500ヶ所
- 拠点数
- 7ヶ所