シダックスグループがサステナブルフードの提供を開始【給食ニュース】
野菜の皮や切れ端などを廃棄することで、ごみも増え、地球環境にとって良いことはありません。そこで企業はサステナブルフードの開発を行い、持続可能な社会実現に向けて取り組んでいる現状です。このページではシダックスグループが提供しているサステナブルフードについて解説しています。
シダックスが提供するサステナブルフードとは
サステナブルフードとは、環境だけでなく、動物福祉への配慮もある持続可能な体制で生産・加工された食材と、シダックスグループでは定義しています。サステナブルフードを開発・提供することで、サステナブルフードを食べる方にSDGsへの取り組みを身近に感じることができるでしょう。
たとえばオランダの豚肉である「風車豚」を使用した塩だれキャベツ豚丼や、ブラジル産の鶏肉を使用した焼きチキン南蛮を開発。さらに大豆ミートやブルーシーフードなどのメニューも順次増やしていく予定です。
社員食堂の日替わりメニューとしてテスト導入
ハウス食品株式会社や中外製薬株式会社などの社員食堂にサステナブルフードを活用した100種類程度のメニューを2021年10月11日より提供しています。毎日日替わりでテスト提供することから始め、徐々に導入店舗の拡大を目指すことが目標です。
副菜と一緒に出すことで、スマートミールでありながら栄養価も十分なメニューに仕上がっています。食堂を利用する方の多くが、野菜などを積極的に摂る健康志向の高い方が多く、実際に利用した社員からは「美味しくなった」「良くなった」という好印象の意見も多く聞かれたそうです。
提供中のサステナブルフード
GAP食材
適正な(GOOD)・農業の(AGRICULTURAL)・実践(PRACTICES)の頭文字をとったGAP食材は、農業での食品安全や環境保全、労働安全などのサステナブルな体制を生産工程の管理で取り入れた食材のことです。またGAPに準拠したIBK方式などを実践している農場の鶏肉や豚肉なども含まれています。
肉代替食品
肉の代替食品は主に植物を原料としたものが、多く流通しています。たとえば大豆や小麦、えんどう豆を活用したものがあるでしょう。シダックスグループでは、大豆ミートの麻婆ナスや大豆バーグのチーズデミグラスソースの提供を行っています。
ブルーシーフード
ブルーシーフードとは、サステナブルな漁法が確立されており、地球にやさしい食材のことです。ブルーシーフードは資源の状態・生態系への影響・管理体制の3つをエビデンスに基づき審査を行い、その基準をクリアした際に認定されます。シダックスグループではブルーシーフードに認定されているサバやイワシなどを提供。
シダックスコントラクトフードサービス株式会社とは
オフィスや工場などの社員食堂、学校などの学生食堂の受託運営、学生・社員寮の食堂運営、レストランや社員クラブの運営、売店の運営などの事業を展開している会社です。「人と社会を健康に美しく」をテーマに掲げ、社会的・身体的・精神的な健康を目指しています。
参考文献
・シダックスグループ|全国約1,900の社員食堂・学生食堂等を対象に“サステナブルフード”を提供 サステナブルな豚肉や鶏肉を使用し食堂からSDGsを発信
・シダックスグループ|受託運営する4店舗の社員食堂と連携し「サステナブルフード」を毎日提供 100種類以上のメニューを用意し、SDGs経営を強化